慈雲寺では、毎月一回、身近なことをテーマにして、仏教のものの見方・考え方をご一緒に考える「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。
昨日は30名の方が来て下さいました。私のつたないお話を聞きにたくさんの方がどうして???と心配になるほどでした。しかし、どうやら答えが見えてきました。
私の話が終わると、お茶とお菓子で一息入れていただけるように用意するのですが、半分ぐらいの方は、そのままお帰りになります。後の半分の方々はゆっくり寛いで、本堂のあちこちに分散してお喋りを始めています。
どうやら同じバスで帰る人が集まっている感じ。慈雲寺周辺は残念ながら公共交通の便が良くないのです。目的地によっては、一本逃すと、一時間待ちという路線も。
そのため、同じ方向のバスに乗る方が仲良くなって下さっているようでした。
メールでつながるメル友も良いでしょうが、法話やお説教を一緒に聞く、「聞法の友」というのも楽しいですよ。私も僧侶の友達と会い、信仰の話題で盛り上がるのはとても楽しい。
聞こえてくる会話は、鉄道の旅の話から、やや深刻な介護の話までいろいろ。さまざまな地域やバックグラウンドの方が集まっているので、新たな友達は人生をより豊かにしてくれることでしょう。
慈雲寺がそのような場になれたことを本当に嬉しく思います。講座の日だけではなく、いろいろな機会にぜひ慈雲寺を利用して下さい。何かの会合などに慈雲寺を使って下さるのも大歓迎です。
さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は11月20日10時より行います。テーマは「長寿と仏教」です。
仏教は「長寿」とか「寿命」というものをどうとらえているのか。また、仏教は長寿の工夫についてどんなことを教えているのかをご一緒に考えてみましょう。