お釈迦様は太陰暦の二月十五日に涅槃に入られました。この日、多くのお寺では涅槃図を掲げて、お釈迦様の現世での最後の様子、そこに立ち会って悲しむ弟子や信者の方々の様子をお話します。
今は太陽暦(新暦)の二月一五日に行うお寺も多いですし、京都周辺では、新暦と旧暦が一か月ぐらい違うので、三月一五日に行うお寺も多いようです。
慈雲寺では、できるだけ太陰暦にそって行事を行いたいと考えています。その方が季節の自然の様子に合うからです。
というわけで、今年は三月六日が旧暦の二月一五日にあたります。
三月六日十時より短い法要を行い、涅槃図のお話をいたします。
残念ながら、慈雲寺には涅槃図の掛け軸がありません。かなり見にくいかもしれませんが、涅槃図の小さなコピーを手元で見ていただきながら、お話を聞いていただこうと思います。
お釈迦様の最晩年の姿は、ある意味、私たちの理想の<終活>と言えるかもしれません。
どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
慈雲寺での行事は、特別な場合をのぞいて全て無料です。祖先や仏様へのご供養のために、お気持ちをご喜捨いただければありがたく存じます。