慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

3月6日(旧暦2月15日)は涅槃会です。

 お釈迦様は太陰暦の二月十五日に涅槃に入られました。この日、多くのお寺では涅槃図を掲げて、お釈迦様の現世での最後の様子、そこに立ち会って悲しむ弟子や信者の方々の様子をお話します。

 今は太陽暦新暦)の二月一五日に行うお寺も多いですし、京都周辺では、新暦と旧暦が一か月ぐらい違うので、三月一五日に行うお寺も多いようです。

 慈雲寺では、できるだけ太陰暦にそって行事を行いたいと考えています。その方が季節の自然の様子に合うからです。

 というわけで、今年は三月六日が旧暦の二月一五日にあたります。

 三月六日十時より短い法要を行い、涅槃図のお話をいたします。

残念ながら、慈雲寺には涅槃図の掛け軸がありません。かなり見にくいかもしれませんが、涅槃図の小さなコピーを手元で見ていただきながら、お話を聞いていただこうと思います。

 お釈迦様の最晩年の姿は、ある意味、私たちの理想の<終活>と言えるかもしれません。

 どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

 慈雲寺での行事は、特別な場合をのぞいて全て無料です。祖先や仏様へのご供養のために、お気持ちをご喜捨いただければありがたく存じます。