慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

一年の暮らしは旧暦の方が良いなぁ・・・

 蝋梅が満開です。これからしばらくは慈雲寺の「梅花シーズン」。ま、蝋梅は梅の一種ではないそうですが・・・・

 22日は旧暦(太陰暦)の新年でした。カナダではアジア系の人たちは旧暦で新年を祝うので、私のところにもたくさんメールや電話が来て嬉しく過ごしています。

 庭の白梅も紅梅も「よっしゃぁー!これから咲くぞ!」と花芽がうっすら色づいてきました。

 「初春」というように、春の足音をかすかに感じるときに新年を迎える方が自然だと思います。慈雲寺では、いろいろな仏教行事はできるだけ旧暦でやりたいと思っています。例えば、2月15日はお釈迦様が涅槃に入られた(人間としての生涯を終えられた)「涅槃会」です。もちろん、もともと旧暦で行われていた仏教行事です。

 今でも京都周辺のお寺の多くは、おおむね新暦と一か月違いの旧暦に沿う形で3月15日に涅槃会を行うところが多いようです。正確には、今年の旧暦2月15日は、新暦太陽暦)の3月6日です。慈雲寺では、その日に涅槃会のご供養をしようと思っています。

 新年最初の仏教行事である「修正会」も本当は、旧暦でやりたいところですが・・・

今は新暦、旧暦で行事はごちゃごちゃになっていますが、できるだけ季節の自然な移り変わりに合わせて行いたいと思っています。

 

 今日は「新春」と言っても、ここ10年で最も深刻な寒波が押し寄せているらしい。いつも隙間風ぴゅーぴゅーの慈雲寺では、まったくの平常運転。ま、今夜は貼るカイロを一枚増やして対応しようと思います。

 水瓶が凍結してメダカに被害が出ないように用意してあげねば・・・