慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

「お身拭い」ってなんですか?

 裏庭で迫りくる雑草のジャングルにもめげずに咲いた芍薬です。

 

 さて、「5月9日と10日にお身拭いをいたします」と前回のブログでご報告したところ、「お身拭いってなんですか?」というご質問をいただきました。

 お身拭いとは、一年に一度、御本尊を白い布で拭い、埃をは払う行事です。東大寺の大仏のお身拭いや嵯峨の清凉寺のお身拭いが有名ですが、全国各地のお寺で行われています。行う時期はまちまちですが、年末の大掃除に合わせたり、春を告げる行事として行われたりします。

 お身拭いは、御本尊や他の仏像に触れることのできるめったにない機会です。多くの場合、僧侶だけに許されていますが、寺院によっては一般の参詣者も参加できることがあります。お身拭いをきっかけにご本尊とのご縁を深めていただきたいものです。

 

 慈雲寺では、旧暦(太陰暦)の3月21日が、弘法大師さまが御入定なさった「御正当日」に当たるので、前日にお大師さまの御像を下段に降ろし、二日間にわたって、どなたにもお身拭いを体験していただけるように用意します。

 今年は御正当日が5月10日に当たります。

 9日には、10時より御像を下にお下ろしし、短い法要と弘法大師のお言葉を味わうお話をいたします。

 9日と10日は全日、お身拭いを体験していただけます。ご自由に本堂にあがり、お大師さまとのご縁を深めてください。

慈雲寺へのアクセス

 お車でおいでの方は、国道23号線の有松インターで降りて北上してください。

 バスは、大高駅南大高駅、有松駅、鳴子北駅などからバスが出ています。郷前(ごうまえ)というバス停で下車し、郷前の交差点まで2分ほど歩いてください。交差点南東側に接骨院があり、その後ろに見える大きな屋根が慈雲寺です。接骨院の右側に細い道がありますので、そこを通ってお寺においでください。

 なお、バスの時刻表は、名古屋市交通局の時刻表をご参照下さい。https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/bus/timetable.htm