「名古屋で一番ヒマなお寺」というのが冗談ではない慈雲寺ですが、お盆の間はお参りに来て下さる方も多く、なにかと慌ただしい日々でした。それに台風の心配もありましたし・・・・というのが言い訳なのですが、部屋の中が呆れるほど乱雑になってしまいました。
僧侶はシンプルで清潔な暮らしをするのが修行の一つです。乱雑などになりようがないはずなのに・・・・
問題解決の方法は「いらないものを捨てていく」というのが一番効果的だとおもうのですが、「捨てる」となるとなかなか踏ん切りがつかない。お寺で暮らしていれば、普段は使わない部屋もありますから、「とりあえずキープして、必要かどうか考えよう」などと思い始めると、とたんに物が増えてしまいます。
乱雑になった部屋を眺めて呆然としていたら、ピコン!と頭の中で音がしたような感じで思いついたことがあります。
それぞれのものに定位置を決め、そこにいつも収納する。そこから出して使ったら、元の場所に戻す・・・これで「乱雑」や「捜し物」と縁が切れるのではないか!
う~ん・・・これは子供の時に親からしつけられる「お片付け」の法則ですね。残念ながら、私の母は私と同じ、乱雑派。どうしようもなくなると、ものすごい勢いで片付けるというやり方でした。私の今の状態は母からの遺伝か?
いや、母のせいにするわけにはいかないし、僧侶としての行動規範にも反するわけです。
しかし、本当に定位置を決めて、いつもそこに置いておけば良い。なんとシンプルな解決法でしょう。
定位置が決まらないものは、だいたい「いらないもの」ということになりそうな予感がします。
あ~~とりあえず、今日はパスポートを探して定位置を決めましょう。コロナ以来、パスポートは使ってないので、家の中にあるのはたしかなんだけどなぁ~~~困った。