久しぶりに風邪をひいてしまい、昨日は一日グンナリしていました。数日前にちょっと気持ちが落ち込んでいたので、抵抗力も落ちたのかも?
でも、今朝もハイビスカスが元気に花を開いていました。この鉢はある方からお中元としていただいたものです。旅行ライターの仕事が生活の中心だったときには、数週間も家を空けることが多かったので、植物はせいぜいサボテンぐらいしかそばに置くことができませんでした。ですから、住職になったら花を育てようと楽しみにしていました。このハイビスカスは桶狭間での私の暮らしに最初に来てくれた植物です。10月ごろには花は終わると聞いていたのですが、まだ花芽が10個近くもあります。外へ出しておくのはさすがに寒すぎるだろうと、今週から廊下に入れてあげました。朝のうちはたっぷり日の当たるところですから、喜んでくれているようです。
ところで、お寺での暮らしの仕事の一つに「草引き」があります。境内のあちこちに生える「雑草」をこまめに抜いておかなければならないのです。でも、草引きはどうも楽しむ気持ちになれません。同じ植物なのに、私の都合だけで、家の中に入れて大切にしたり、せっかく芽をだしているのに引っこ抜いてしまったり・・・どの植物の命を奪うのかを私の勝手な都合で決めるのですから・・・・すべてのものに仏となる「種」、仏性があるとしたら・・・・う~~ん。この夏は、そんなことを考えてグズグズしていたら、裏の空き地がジャングルになってしまいました。ご近所から苦情が出て、大慌てで機械で草刈りをしていただき、除草剤を撒きました。
毎日こまめに草引きをすることが大事とは思うのですが、なんだか心がすっきりしません。いや、ただめんどくさいだけかも???
・今日の写真は、朝日を浴びてご機嫌(?)な今朝のハイビスカスです。