8月12日は迎え火をたいて、ご先祖さまが故郷にお帰りになるのを出迎える日です。ま、細かいことを言えば、本来のお盆は旧暦の7月12日からですから、新暦に直すと、今年は8月22日からのはずです。太陰暦と太陽暦がだいたい一か月違いだから、8月12日から・・・というのは、生きている人の勝手な都合というわけです。
しかし、浄土教の教えからすれば、お浄土に行った方々は、皆、神通力がありますから、私たちの思いに応えて、いつでも私たちに寄り添ってくださいます。煙をたかなくても、キュウリの馬がなくても戻ってこられるのですね。
でも、私は「お盆」というきっかけで、お墓を掃除し、家族みんなでおお寺参りして下さる方々をとてもありがたく、うれしく思っています。今日は、本堂でお茶を飲みながら一服して下さる方も多く、これも住職として嬉しい光景です。
そして、午後になったら、雷!激しい雨も一時降って、また境内の緑が一挙に鮮やかになりました。きゅうりの馬に乗って帰ってくるご先祖も良いですが、カミナリ雲に乗って急接近してくるご先祖も嬉しいですね。
◎今日の写真は昨日に続き、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるサーモン氷河です。雄大な氷河の様子をすぐ近くで眺めることができます。