昨日から「旅行読売」のお仕事で神戸に行っていました。三宮から阪神電車に乗って、岩屋という駅で降りたのですが、阪神電車に乗ったのは本当に久しぶり。もしかしたら、何十年ぶりかも?岩屋の次は御影、芦屋とあちこちで用事を済ませました。
阪神電車の沿線の町は不思議な雰囲気があります。阪神電車、JR,阪急と、三つの路線がほぼ平行して走っているエリアがあります。大した距離ではないのに、同じ芦屋でも、阪神の芦屋駅、JRの芦屋駅、阪急の芦屋川駅では、それぞれ周辺の雰囲気が違います。
でも、阪神淡路大震災の時、阪神沿線がより被害が大きかったのでしょうか?町の雰囲気が何か新しいというか、「建て直した」という感じ。海岸沿いに大規模な再開発が行われたせいでしょうか?私が子供のころに見た、大きなお屋敷が消えて、いくつかに土地を分割したような住宅があるのにも気が付きました。もちろん、その分割した家も、立派な邸宅なのですが・・・・
今日、取材した岩屋駅近くの神社も、震災の時にすべての建物が大きな被害を受けたそうです。今は大きな鳥居を始め、本殿や社務所の建物も再建されていますが、倒壊した石製の大きな鳥居の残骸がまだ境内の角に置かれていました。
久しぶりの阪神電車の旅は、なんだか遠い、遠い場所への旅のようでした。
◎今日の写真は慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺の釈迦堂の縁側です。私はこの小さな庭の楓の木が大好きで、よくこの縁側で日向ぼっこをしながら楓を眺めていました。釈迦堂は『大奥』を始め、たくさんの映画やテレビのロケ地として使われています。