昨日(5月19日)は、今川義元を始め3500人以上の戦死者を出した桶狭間の戦いのあった日です。もちろん、旧暦の5月19日なので、厳密には違うのですが・・・
上の絵は、インターネットの無料画像からお借りした今川義元の陣地に切り込む織田の軍勢の様子です。
慈雲寺の周辺には、戦いに勝利した織田信長が桶狭間の村人に「戦死者の供養をねんごろにせよ」と命じて去っていったという伝説があります。以来、桶狭間では毎年慰霊祭が行われてきました。
昨日もお隣の長福寺の御老僧を導師に、長福寺御住職と私の三人でご供養させていただきました。500年近く、地元の人々が受け継いできた行事に、私も参加させていただけるのは、しみじみと嬉しい気持ちになります。また、桶狭間の戦いによって日本の歴史は大きく変わっていったわけですから、その犠牲となった方々をご供養させていただけるのは、特別の感慨があります。
そして、もう一つ嬉しいのは、今年も今川義元公の御子孫からお供えのお菓子をいただいたことです。昨日は、丁寧な添え書きと一緒に送られたお菓子を仏様にお供えし、そのお下がりを満月写経の会においでになった方々と一緒にいただきました。