慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

慈雲寺文庫、急速に充実中!

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 慈雲寺の山門の内側に小さな本棚を置いて、ミニ図書室と設置してからそろそろ一年たちました。

 慈雲寺文庫の本は、本堂に持ち込んで読んで下さっても良いし、自宅への持ち帰りも歓迎。返却して下さっても良いし、そのまま、お友達に紹介して下さっても結構です。

 ご自分が読み終わった本との交換も歓迎ですし、もちろんお買い上げも大歓迎。値段はご自分で決めて、本堂の賽銭箱にお気持ちを御喜捨下さい・・・・

 というユルユル路線で始めた文庫ですが、本のご寄付はもちろん、大小の本棚を寄付して下さる方もあって、急速に蔵書が増えています。

 先日は、段ボール箱7箱いっぱいの本が宅急便で到着。嬉しくて次々開けていたら、玄関わきの部屋がとんでもないカオスになってしまいました。

 また、昨日はお月参りからもどったら、ご近所の家の改修工事に来ていると思われる作業着姿の男性が、お昼ごはんを食べながら、熱心に『太平記』を読んでいました。意外と言っては大変失礼なのですが、なんだかすごく嬉しい光景でした。

 本棚の近くにもお茶の用意をしたくなりました。

 

 本はゴミにしてしまうのは辛いですが、今は古書店でもなかなか引き取ってもらえません。少しでも多くの人に読まれていれば、本も幸せだと思います。慈雲寺文庫が新しい読書のご縁を作る場所になれば良いなぁと思っています。

 

 でも、先日ある方から、「このままだと、収集つかないくらい本が集まっちゃうかもしれないよ」と脅され(??)ました。ま、そんな嬉しい悲鳴状態になったら、また考えましょう。