今日は、廃仏毀釈についての講義を聴きに栄まで出かけていました。私は神仏習合という信仰形態にとても興味があり、その伝統を破壊した廃仏毀釈という蛮行にも興味があります。今日も「目から鱗だぁ!」と思うお話で、寒風の中出かけた甲斐がたっぷりありました。
さて、慈雲寺では、毎月一回、本堂でお話の会を行っています。身近な話題を取り上げて、仏教のものの見方、考え方をご一緒に学んで行こうという試みです。
今月は1月16日(日)10時から行います。テーマは、『 維摩経』というとてもユニークで親しみやすいお経についてです。
『 維摩経』は、維摩居士という在家の仏教徒のおじさんと、お釈迦様の高弟との出会い、対話がテーマになっています。維摩居士は、修行の進んだお弟子さんたちに、遠慮無く厳しい問いかけをするので、お弟子たちからは煙たがられているようです。
この対話のテーマの一つが「煩悩」。私たちを苦しめている煩悩をいかにして手放していくのか、維摩居士に聞いてみましょう。
どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
コロナ禍は、まだまだ続きそうですので、本堂は大きく開け放った状態でお話します。どうぞ暖かな服装でおいで下さい。ひざかけはご用意しますが、靴下カバーなどをご持参いただくと良いでしょう。