慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、12月15日(日)10時より行います。テーマは、「『一枚起請文』に学ぶ法然上人の教え」です。どなたでも歓迎いたします。」お気軽にご参加ください。

あらためて『西遊記』を読んでみる

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 先日、古本屋の100円本コーナーをうろうろしていたら、『西遊記』というタイトルが目に入ってきました。『西遊記』は、岩波文庫の全10冊!から漫画まで、さまざまなバージョンを読んできました。孫悟空や従者の大活躍はもちろんですが、三蔵法師さまの大ファン。実際の三蔵法師玄奘シルクロードの旅を想像すると、本当に心が躍ります。

 シルクロードの取材に行くたびに、「玄奘がここも通った」という場所で、ぼんやりと三蔵法師孫悟空たちのことを考えて、ワクワクしていました。

 さて、今回見つけた本は、なんと平岩弓枝さんが翻訳(というのかな?翻案?)したものでした。平岩さんのバージョンがあることは知りませんでした。どうやら4冊になっているようですが、その古本屋さんには一巻しかありませんでした。

 電車の中で読み始めたら、まあ!おもしろい。特に、三蔵法師孫悟空と出会う前のエピローグの部分がとても興味深く、しかも流れがすいすい頭に入ってきます。岩波版だど、この辺りはちょっと進み方が遅くて、覚えにくい名前もたくさん出てくるし、目がページの上を滑っている感じでした。

 三蔵法師孫悟空の出会いが、『西遊記』の最初の山場。あんまりさっさと読み進めてしまうのが惜しい気がします。

 少し前に入手していた『三蔵法師の道』という写真や地図がたっぷり入っている本を横に置きながら、三蔵法師孫悟空たちの旅と、実際の玄奘の旅を想像しつつ読んでいきたいと思います。