慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

造花の仏花を供えるのは何のため?

日光の旧御用邸でみた灯りです 仏様に花を供えるのは、僧侶としての役割の中で嬉しいことのひとつです。池坊の発祥である六角堂の僧侶たちのように毎朝工夫をこらした仏花をお供えできたら、どんなに幸せなことでしょう。でも、それはなかなか難しい・・・裏…

買い物で迷ったら借金??!

日光の旧御用邸で見た石楠花です 朝起きるとき、着替えながらテレビのニュース番組を見ます。ニュースはもちろんですが、私はコマーシャルも気になります。CMは対象者を絞って放送しているでしょうから、その番組を見てる人がどんな人なのかを研究しているは…

今年の勝利者はカラスのエンドウ

ネットからお借りしたカラスのエンドウの写真です。 慈雲寺の裏手には20坪ほどの空き地があります。将来はイングリッシュガーデン風の庭園にしたいというのが、私の野望ですが、毎年、アッと言う間に雑草に覆い尽くされて挫折してしまいます。 ここ数年、気…

嫉妬はなかなかやっかいな煩悩・・・・4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のご案内

日光で見た水芭蕉です。 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月25日(日)10時より行います。 テーマは:妬みと怒りです。 仏教では、「怒り」を毒蛇の毒よりも危険なものと考えます。怒る相手ではなく、怒ってしまった自分自身を傷つけ、不幸にする…

今年の御正当は5月2日(旧暦3月21日)です。御身ぬぐいとお砂ふみをいたします。

ネットからお借りした、若き日の弘法大師のお姿です。 今日21日は弘法大師の御縁日です。弘法大師は3月21日(旧暦)に入定されました。入定とは、深い深い禅定(瞑想)の状態に入られたということです。弘法大師は、今も生きておられて高野山の奥の院で瞑想…

「国威発揚」のためのオリンピック・パラリンピックなのか?

ネットからお借りした、パラリンピック種目のゴールボールのイラストです。 今日はある方とお話したので、パラリンピックのことを考えていました。 私はバンクーバーで冬季オリンピック・パラリンピックが行われたとき、通訳としてお手伝いをしたのがきっか…

ミャンマーの尼僧たちは今?

インターネットからお借りした、ミャンマーの僧侶の写真です 連日のミャンマーの報道を深い哀しみと憂慮の気持ちで見ています。テレビのニュースなどで、抗議行動の状況が映ると、そこに僧侶の姿が時々見えています。 ミャンマーは九割以上の国民が真摯な仏…

竹の子をゆでて幸せな雨の日

今、外は土砂降りです。生まれたばかりのメダカの赤ちゃんがいる水鉢を屋根の下に移したり、本堂の雨漏りの様子を見たり、けっこう朝から忙しい週末になりました。 そして、昨日いただいた竹の子を茹で始めたところです。いただいてすぐに茹でるべきでしたが…

極楽はけっこう忙しい所?!

當麻曼荼羅 上の写真は奈良の当麻寺に伝わる當麻曼荼羅の複製です。この曼荼羅は『観無量寿経』に基づいて極楽の様子を描いたものです。曼荼羅ですから、細かい一つ一つの表現に象徴的な意味があると考えられています。 この曼荼羅を見ると、なかなか極楽や…

謙遜と卑下の違いは?・・・・・凡夫の自覚 Part 2

有松の旧東海道沿いの商家の桜 先週はこんなに美しく咲いていた桜も、すっかり葉桜になってしまいました。季節の移り変わりはけしてのんびりしたものではなく、日々刻々とせわしないものですね。人の命の儚さも同じようなものかもしれません。 さて、「謙遜…

4月8日はお釈迦様がお生まれになった日です

4月8日はお釈迦さまがお生まれになった日です。日本ではちょうど桜も咲いて春の花の盛りなので「花祭り」として知られています。正式には潅仏会といいます。 キリスト教では、神の子イエス・キリストの誕生が非常に重要ですから、クリスマスも盛大に祝われま…