慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

穏やかな彼岸の入り

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 暑さ寒さも彼岸まで・・・とはよく言われる言葉ですが、本当に彼岸の入りの日になったとたんに、昨日までの寒さがぐっと和らいで、日差しも春爛漫という感じになりました。

 風邪はまだ治らず、今日は声が出なくなってしまいました。お彼岸は20日の中日を中心に前後の三日間づつ、普段にもまして仏教徒としてお釈迦さまのお示しになった道をできる限り歩もうと努力するための日が続きます。

 私の声が出なくなったのは、愚痴を言うな、人の悪口を言うなという戒めのためと受け取りました。今日は一日、ひそひそ声でお念仏を称える以外は静かに暮らしています。

 朝は墓地をお掃除しました。松の木の剪定をしたので、だいぶ楽にはなりましたが、まだ十分に掃除が行き届いていません。雑草も出てきてしまいました。セッセとお掃除していたら、ちょっと汗ばむほど。とても良い運動になりました・・・と、思っておひるごはんをいただいたら、急に元気がなくなりました。今日の元気は終了という感じ・・・熱が出たようです。

 せっかく、お彼岸供養のお布施を届けてくださった方がいらしたのに、ゆっくりお話しもできませんでした。全く声が出なくなってしまったからです。

 う~~ん・・・・でも、こんなときに、慈雲寺を支えてくださる皆さまのお心を感じると本当にうれしいですね。私のようなできの悪い住職でも、我慢してくださるのだと思うと、余計にありがたく思います。

◎今日の写真は南米コロンビアのカリという町のオペラハウスです。スペイン統治時代の美しい建物です。