上の写真はネットで見つけた長崎の原爆の時の写真です。今日の桶狭間のように暑い日だったようですね。
7万4000人以上の方が犠牲になったと新聞で知りました。今朝の勤行の時に、広島の犠牲者の方と共にご供養させていただきました。
40年以上前に週刊朝日の特別号で、当時長崎にいた医師の治療日誌をそのまま写真に撮影して一冊にしたものを買ったことがあります。その医師は、運び込まれる怪我人の様子を見て、これが放射能の被害であることをただちに見抜いていたようです。彼は淡々と、しかし怒りをこめて記録をしていました。
あの冊子はどこへしまったかしら・・・今度実家に行ったら探してみましょう。できれば復刻版を出して欲しいものです。
私たち日本人は、原爆そして福島原発の経験者として、核や原子力の危険性について、しっかり知識を身に着けるべきでしょう。もちろん原子力のプラス面も認める必要はあるでしょうが、それを考慮してもマイナス面の方がはるかに大きいことを根拠を学んで認識すべきだと思います。
核兵器に反対することも「体験者」だからこそ、核兵器に愚かさを言い続ける責任があると思います。戦争も核兵器も「過去のこと」ではないのですから。
仏教徒は、いかなる理由があっても人を殺してはならないし、殺させてもいけないという「戒」を守って生きていかなければなりません。