今日は七十七回目の原爆の日です。朝の勤行の時にご供養させていただいたのですが、今年もまた祈ることしかできなかった自分の忸怩たる思いを持て余してしまった一日でした。
核兵器の使用がどれほど愚かなものであるか、私たち日本人は歴史的「実体験」として知っている数少ない国民です。
核の「抑止力」を声高に語る人たちに、私たちは「過ちは二度と繰り返さない」と誓ったと何度でも言わなければならないでしょう。
核兵器を持っている国と核武装していない国との間の緊張を緩和するために、日本人だからこそできることがあるのではないでしょうか?
私はニューメキシコの自然が大好きで、チャンスを探しては取材に行きました。マンハッタン計画の現場だったところへも行きました。最初の原爆を搭載した爆撃機が飛び立った基地の取材にも行きました。どちらも明るい陽射しの中で、不自然なほど美しい場所でした。あの場にいた人々のほとんどが、もはやこの世にいないでしょうが・・・