慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、11月21日10時より行います。テーマは「極楽のガイドブック、浄土三部経ってなんでしょう?」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

エアコン付きの「夏安居」は幸せ過ぎる・・・

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お釈迦さまがお悟りを開かれた場所に建てられた大菩提寺(インド・ブッダガヤ)

 

 僧侶は夜明け前に起きて、お仏飯の用意をし、朝の勤行を終えたころに太陽が昇るというのがお約束です。今だと、4時前に起きないといけませんね。それはちょっと苦しいなぁ・・・9時就寝・4時起床かぁ・・・と、思いながら、少しずつ起床を早めています。

 今朝は5時少し前に起きたのですが、な、な、なんと涼しい!いつもは料理をするのが哀しくなるような蒸し暑い(冷房無し)台所が涼しいではありませんか!さわやかな風がすいすい吹き抜けて行きます。

 暑さを理由にしばらく怠けていた台所の掃除もはかどる、はかどる。

 

 さて、夏安居(げあんご)のお話です。夏安居は、お釈迦様の時代から始まった習慣で、今も多くのお寺で受け継がれています。

 期間は旧暦の4月16日から7月15日まで。インドでは雨期で気温も高くなります。普段は一箇所に定住せず、あちこちに出かけて布教や修行をしている僧侶たちも、この時期には一箇所に集まり、屋根のある建物の中で修行します。

 雨の季節だということもありますし、この時期は虫や小動物などがたくさん活動するので、僧侶が出歩くことによって殺生をしてしまう可能性も高まる。それで、一箇所に集まって勉強しようというのです。

 

 雨を避けるのはともかく、この時期、インドで室内にいるのは大変だったことでしょう。

 私は、ほぼ年中「安居」。コロナ禍で旅行ライターのお仕事もほぼ無くなったので、ほとんど外へ出かけることもありません。

 エアコンのある部屋が一つだけあるので、そこに閉じこもってジッとしています。

エアコン付きの安居とはなんと贅沢なことでしょう。

 

 さて、この安居が終わる旧暦の7月15日には、僧侶たちは夏安居中の自分の行いを振り返り、規律や教えに背いていないか反省する日です。この日に、僧侶たちへお供えをすると、安居中の修行を功徳を分けてもらえると言われています。

 

 私には、みなさんにお分けできるような功徳を積めるでしょうか?・・・エアコン付きの安居では無理かしらん?