慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

古希の祝いをお寺で - お祝いごとにもお寺にご縁を結んでみましょう

 

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 今日はとても嬉しいことがありました。いつも「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」に来て下さるKさんの古希を祝う集いを慈雲寺で行ってくださったのです。

 集まったのは、奥様、お子さん、お孫さんなど10人ほど。短い法要でご先祖に、皆が、健やかにこの日を迎えられたことを感謝。その後、賑やかなお食事会になり、私も参加させていただきました。

 仏教はご先祖の御供養はもちろんのことですが、生きている人ができる限り穏やかに苦しみ少なく暮らしていくための智慧です。

 70年というときの流れを生きてきたKさん。苦しいことも哀しいこともあったでしょう。そして、嬉しいこと、楽しいこともたくさんあったことでしょう。その喜びも悲しみも共にしてきたのが家族です。友人、知人の支え、そしてご先祖の加護もあって、ここまで歩んできたわけです。そのことを感謝する集いのお手伝いができるのは本当にありがたいです。 

 長寿の祝いに、慈雲寺を選んで下さったことを阿弥陀さまも菩薩様も、K家のご先祖さまたちもきっと喜んでいらっしゃることでしょう。

 私が慈雲寺に赴任してから三年半ですが、このような機会は二度目です。最初は、

Sさんという、ご自分の家の歴史に興味を持って色々調べていた方が、その成果を慈雲寺で発表する会を企画したのです。その調査の間にわかった縁者の方々をお呼びして、みんなでご先祖に感謝の法要をした後、慈雲寺で仕出しをとって食事会をしました。

 さまざまな話が出て、笑いがいっぱいの会になりましたよ。

 これからは、もっと、こうしたお祝いごとにも慈雲寺を利用していただきたいと願っています。客殿は数十人ならお食事会やお茶の会をしていただけます。

 どなたでも、お気軽にご相談ください。

◎今日の写真は京都、嵐山の竹林です。