慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞ、このブログと慈雲寺をよろしくお願いいたします。慈雲寺は誰にでも開かれたお寺を目指しています。どのようなご相談にも応じますので、お気軽にお寺においでくださいませ。

僧侶も悩む・・・自由と自在

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 ススキの穂がだいぶ長くなってきました。お月見用にご近所の空き地へススキを取りに行きましょうか・・・・・なんて、のんびりしたことを書こうと思っていたのですが、今週はいろいろと悩みごとが重なって、心が重くなっていました。

 私が少し緊張して、硬い表情だったのに気が付いたのか、友人の僧侶が「隨麗さんは、『自由』というものにこだわってるからなぁ。自分が自由に時間を使ったり、自由に動けないのが辛いんだね。」と少し同情気味な口調で話しかけてくれました。

 う~ん・・・そうだなぁ・・・40年、フリーランスのライターとして生きてきたから、自由な暮らしだったのに、住職になったら、お寺に固定されている・・・のかなぁ?フリーランスだって、仕事を好き勝手に選べるほど売れっ子だったわけではないし、自由にふわふわしてたわけでもないけどなぁ・・・

 そして、その友人僧侶は「僕は自由なんかいらないよ。僕が目指しているのは『自在』な生き方だからね。」と涼しい顔。

 彼のいう「自在」とは、あらゆる事態に柔軟に対応して、その時、その時の最善をつくしていくことだそうです。三角形の事態が起きたら、自ら三角に変化して摩擦を減らす。四角の事態が起きたら、自らを四角に変幻自在・・・う~ん・・・わかったようでわからん。

 

 というわけで、このところブログが停滞気味ですみません。