慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

足の指が折れたぁ?!

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 原因は部屋が充分に片付いていないからなんですけれど・・・部屋を横切っただけで、足の小指に激痛が!床に置いてあった中身の重たい箱に足をぶつけてしまったのです。あれよと言う間に指が腫れてきました。泣けますね。すぐに法事に行かなければならなかったのに、足袋が履けませんでした。

 一昨日書いた「尼僧として生きるための適性」にも書くべきだったのですが、集中力や注意力がある人が僧侶にふさわしいですね。座禅の例でもわかるように、仏教の修行に集中力は非常に重要です。「念仏」というのも、もともとは口に称えるのではなく、「仏を念ずる」つまり、心を集中させて仏の姿や極楽の様子をイメージすることなのです。う~~ん・・・残念ながら、私は心はいつも散乱し、とても集中することなどできませんが・・・

 注意力もとても大切ですね。みなさまの心の内面に触れることもあるのが僧侶の日常です。相手の言葉、表情、しぐさなどから心をくみ取り、話の内容から状況をより正確に読み取るには、注意力が不可欠です。う~~ん・・・これも、私は「遥か道遠し」のレベルです。

 自分の歩いている足元にも注意をはらうことができず、箱の角に指をぶつける・・・情けないにもほどがある。

 実は足の指の骨折はめずらしいものではありません。治療法も隣の指と一緒に固定する程度でどうすることもできないところがちょっとやっかいですね。おまけに、あんな小さな骨なのに体全体に影響を与えます。足をかばって立つせいか、思わぬ場所の筋肉が緊張して疲れてしまいます。人間の体って不思議ですね。

 今日は一日おとなしくして、手の届く範囲のお掃除をしています。

◎今日の写真はテッセンです。長い間咲いてくれるので、嬉しい花です。