慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

煩悩ってなんでしょう?

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 慈雲寺では、毎月一回、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」として、身近な話題から仏教というものの見方、考え方の基礎を御一緒に学んでいく会を催しています。

 4月は29日に行うのですが、テーマは「煩悩とはなんでしょう?」です。煩悩とは、私たちの苦しみの元です。仏教はいったい、何を煩悩と考えるのでしょう?そして、その煩悩をどう扱えば、私たちは苦しみ少なく生きていくことができるのでしょう?

 煩悩を消そうとか、完全になくしてしまおう!と決意(?)することを仏教は勧めていません。煩悩を消そうと頑張ること自体が煩悩になってしまうからです。

 煩悩をどう扱うのか、どう取り組むのか、どうコントロールするのか?・・・この問題は仏教を学ぶ時の最初の関門であり、いつまでたってもなかなか越えられない深い問題でもあります。

 講座の準備をするために、改めてさまざまな方が「煩悩」について書いておられるのを改めて読み直していると、難しいけれど、楽しい。「煩悩について、皆さんにうまく説明したい!」と思うのも、もちろん煩悩ですよね。

 「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は4月29日(日)10時より行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

◎今日の写真は、宝塚市にある中山寺で見た狛犬です。