今日は少々尾篭な話題なので、苦手な方は桜の花だけで、下の文章はパスなさってくださいませ。
慈雲寺のご近所にはため池がいくつかあって、その周辺には桜が植えられています。昨日は病院へ行く途中で偵察したのですが、まだ硬いつぼみも多くて、五分咲きというところでしょうしょうか?おかげで、昨日の強風にも花びらがほとんど散っておらず、なんだかホッとしました。
さて、病院へ行ったのは、名古屋市の特定検診を受けるためです。これは年に一回、無料で健康診断を行ってくれるもので、今月末が締め切り。例によってギリギリまで動かない私もあわてて出かけたというわけです。通常の検診項目のほかに、ワンコイン足せば肺がんや大腸がんの検診も受けられます。
というわけで、大腸がんの検診は検便です。この検便というのは、なかなか深い。いろいろ考えさせられるものがあります。
普段は自分が排泄したものを見たりすることはないですが、検便のためにはかなりじっくり観察することになります。そのたびに思い出すのは「人間、所詮は五尺の糞袋だ」という言葉です。
つまり人間は「150センチの糞の袋」に過ぎない・・・う~ん・・・真実過ぎる。この言葉を誰が言い出したのか調べてみてもよくわかりません。中国の明の時代に書かれた『菜根譚』という本が有名なようですが、お釈迦様が「女性への欲望がわいてきたら、彼女が糞の袋に過ぎないことを思え」と言ったという説もあるらしい・・・禅宗のお坊さんが言いそうでもありますね。
水洗トイレが普及してから、私たちは、自分の体が生み出す「汚いもの」をさっさと水で流して、知らん顔をしていますね。
でも、いくら偉そうに、清らかな心の人間であるかを誇っていても、体の中では悪臭を放つものを作り続けているのです。
一方、あらゆるものを背負って体から出ていってくれる排泄物は、私の生存にかくことのできない有難いものであるのですよね。検便で、体の不調を知らせてもらえる人もいるわけです。
いろいろ考えてしまった朝でした。でも、すっきり排泄で、今日も元気!