慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」5月26日10時より行います。テーマは「御祈祷、お守り、お札とは何か」です。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2022-01-01から1年間の記事一覧

「ある特定の宗教団体」ってあまりに不自然な表現・・・・だなぁ

斑鳩の里の竹林 数日本山にこもって研修を受けていました。山を下りてみたら、なんだか世間が騒がしい。タクシーの運転手さんが妙に冷静に解説してくれました。慌ててあちこちのニュースを見てみたのですが、さすがに一日中ラジオを聞いているらしい人だけあ…

無慈悲な暑さの夏だからこそ、「慈悲」について学んでみましょう。

カナダ西海岸のジョージア海峡の夏景色です。湿気がすくなく爽やかな日が続きます。 慈雲寺では、身近な話題を取り上げて、仏教のものの見方や考え方をお話しする「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っていますが、一時間足らずのお話しなので、言い尽くせな…

7月の慈雲寺と鳴海中日文化センターのイベント

深い緑に覆われた国宝犬山城 7月になりました。あれよと言う間に梅雨が明けてしまい、本格的な夏がやってきてしまいました。砂漠地帯で仕事をした経験もあるので、気温が高いことはそれほど辛くはないのですが、問題は湿度・・・毎夏、この日本の湿気に対し…

「南無」って何でしょう? Part 2  「南無」の意味は「帰命」

カナダ西海岸のジョージア海峡の夏景色です。 前回、「南無」とは、サンスクリット語の「ナモ」の音だけを漢字に充てたものだとお話ししました。 では、「ナモ」は漢語でどのように訳されているのでしょう。法然房源空上人(法然上人)が敬慕してやまず、自…

「南無」ってなんでしょう? Part 1

犬山市の明治村で見た、「なんじゃもんじゃの木」です。花がぐしゅぐしゅしていて、なんだか可愛らしい。 僧侶同士で話をしていると、お互いに「当然知っているはず」の言葉は、きちんと考えないままに使ってしまっていることがあります。「当然知っているは…

「得意なこと」交換ということで、英会話の個人授業再開します!

楓は紅葉の時だけでなく、今頃もとってもきれい! 私は「マスク反対派」ではありませんが、マスクは大の苦手。喘息持ちなので、マスクをして少し歩くだけで肺が・・・でもそれ以上に嫌なのは、相手の表情がしっかり見えないから。私は話す相手の目をちゃんと…

お庭に咲いたお花のお供えは大歓迎です!

犬山の茶庭で出会ったツツジです。仏花としても十分仏様に喜んでいただけると思います。 さきほど、時々「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を聞きに来て下さる方からお電話がありました。 「庭に咲いた花をお供えさていただきたいのですが、受け取って下さいま…

6月の慈雲寺「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のご案内&アクセス情報

新潟中央幼稚園のサイトから御借りした「初転法輪」の様子です。お釈迦さまが悟りを開かれて、最初のお説教を聴いた5人の修行者たち。彼らがお釈迦さまの最初の弟子になられ ました。 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、6月19日(日)10時より…

尼僧なのに・・・なんだかキャルフォルニアが恋しい一日

小さくて見にくいかもしれませんが、このビバリーヒルズ・ホテルが、イーグルスの「ホテル・キャルフォルニア」のジャケットに映っていたホテルです。 今日は朝から妙に張り切って裏庭の草刈りをし、土を移動させたりしたので、すっかり大くたびれ。ボンヤリ…

6月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、お釈迦さまとその直弟子たちについてお話します。  (+慈雲寺へのアクセス情報)

お寺の山門には、普通、仁王様がおられますが、名古屋市の日泰寺の山門はお釈迦様のお弟子の像が祀られています。山門の右側におられるのは、お釈迦様に20年以上仕えた阿難尊者です。 慈雲寺では毎月一回、身近な話題などを取り上げて仏教的なものの見方、…

「極楽」知られなさ過ぎ?!!

慈雲寺の阿弥陀様です。この阿弥陀様が今まさに私たちのためにお説教をして下さっている仏国土が「極楽」です! (446) じぃじが地獄に行くので皆で送り出した朝の様子 - YouTube まずは上に挙げたユーチューブの動画をご覧下さい。このごろテレビでも紹介さ…

もろもろダウンしておりました・・・・遅まきながら、今月の慈雲寺の催しのお知らせです。

明治村に移築された帝国ホテルの旧玄関。子供のころ、おこずかいが貯まると、ここのカフェに一人で行くのが、大冒険でした。 パソコンが次々ダウン、携帯電話はどこかへ行方不明、体調不良で捜索活動をする元気なし・・・と、もろもろダウンしていました。 …

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「戦争と仏教」です。

犬山市の有楽苑で見た石畳 慈雲寺では、毎月一回、身近な話題を取り上げて仏教のものの見方、考え方についてのお話をしています。どなたにもわかりやすいお話を心がけています。 どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。 五月は22日の日曜日…

今週は「週刊ポスト」がおもしろい!

新緑が美しい犬山城。水に映った逆さ城も印象的でした。 先日、新聞の広告を見て思わず買ってしまったのが、今週号(5月20日号)の週刊ポスト。トップ記事の一つが「日本を支配する10大新宗教 カネと実力」というタイトルの特集でした。 創価学会を始め…

メダカに追われて大忙し!

薄く青白いメダカは巨大化してます! 慈雲寺には大きな土管(?)を利用した池が二つあって、メダカを飼っています。一つの方は、ご近所からいただいた青白い半透明のメダカ。二年目のものをいただいたのですが、どんどん成長して巨大化しています。 もとも…

ゴールデンウィークの締めには”お墓参り”はいかがですか?

ゴールデンウィークを充実させるなら、締めくくりをお墓参りやお寺参りで過ごしてはいかがでしょう? 今日の桶狭間は、日差しはすっかり夏でしたが、湿度がまだ低いせいかとても心地良く、風が吹くと少し寒いくらいで快適でした。 慈雲寺の墓地や、近隣の「…

靖国神社を”冒涜”しているのはコスプレーヤーたちでは?

犬山市の茶庭有楽苑。新緑が美しく初夏らしい良い日でした。 「靖国神社テーマパーク化をどう思いますか?」という質問をいきなり受けたので、「はぁ?」と思わず間抜けな声が出てしまいました。 私は小学校、中学校時代を靖国神社の徒歩圏内で過ごしたので…

末法の時代に生きる私たちは皆な”根暗”?! Part 3

鎌倉の大仏さまも実は阿弥陀仏です。無料写真素材を探しているうちに出会いました。なんだか久しぶりにお会いしたくなりました。 末法の時代に生きる凡夫の私たちは、誰もが心の奥に「無明」という闇を抱えている”根暗”なのです。 この無明の闇は次々と煩悩…

末法の時代に生きる私たちは皆な”根暗”?! Part 2

那智の滝です。水量が少なくて迫力は今一つでしたが、それでも美しい瀧だと心に残りました。 末法の時代に生きる凡夫である私たちは、誰もが心の奥に「無明」という漆黒の闇を抱える「根暗」なのです。 無明とは、サンスクリット語の「モーハ」を語源とする…

4月21日(旧暦3月21日)の御正当日は、お大師さまの「御身拭い」でご縁を深めてください。

上の写真に写っているのは、慈雲寺にお祀りしてある弘法大師の御像です。 慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)に属する寺院ですが、大師信仰の篤い知多半島の文化圏に位置しているので、お祀りしてあるのです。 旧暦の3月21日は高野山の奥の院で弘法大師…

末法の時代に生きる私たちは皆な”根暗”?! Part 1

熊野で見た清めの炎。私たちの心の闇を照らしてくれる? 表の顔は明るく、のんびりしてそうに見えても、心の奥に暗いものを抱えている人を「根暗」と呼ぶのがテレビなどで流行ったのはいつのことだったでしょう?最近あまり聞かないように思いますが、もう忘…

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」と慈雲寺へのアクセスのご案内

明日香で見た竹林です。人影が無くて、なんだか吸い込まれそうな妖しい雰囲気でした。 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は4月17日10時より行います。 テーマは「廃仏毀釈とは何だったのか?」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加く…

4月21日(旧暦3月21日)は弘法大師の御正当日。お大師さまの「お身拭い」を行います。

弘法大師が今も深い禅定に入っておられるといわれる高野山の奥の院 弘法大師は、承和二年(835)の3月21日に、禅定に入られ、今も高野山の奥の院で深い瞑想を続けておいでになると信じられています。 この3月21日を「御正当」の日と言い、お大師さ…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは廃仏毀釈です。

廃仏毀釈の混乱の中で頭や腕を破壊されてしまった仁王様 慈雲寺では、毎月一回、身近な話題を取り上げて、そこから仏教的なものの見方、考え方をご一緒に学んでいこうという「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。 参加者の皆さんからの質問やリク…

諸行無常・・・・もう夏が来るぅ

明日香で出会った仏さまです。インドも暑いよなぁ・・・ 上の写真の仏さまは涼し気なお顔をしていらっしゃいますが、インドは今頃が一年で一番厳しい季節。さぞや蒸し暑いことでしょう。 名古屋も負けてない!? 昨日も今日も20度を遥かに超えて、もう「夏…

もう少し”カリスマ性”を磨かないとだめかなぁ・・・・?

三井寺の毘沙門堂の飾り絵です。前回訪れた時(20年前!)は17世紀の彩色が再現されたばかりだったのですが、しばらく時を経て、落ち着いた雰囲気になっていました。 今日は花まつりでした。朝、本堂の扉を開けた時、お釈迦さまの降誕像に甘茶をかけて、静…

花まつりの用意ができました♪

境内に咲いていた花も加えて、花御堂をつくりました 4月8日はお釈迦さまがお生まれになった日とされています。「降誕会」として、仏教国ではどこもお祝いをするのですが、もちろん太陰暦でのこと。 桜の季節に合わせて「花まつり」として祝うのは、どうやら…

祠堂供養のおすすめ Part 2  故郷のお墓をどうすればよいでしょう。

石山寺で出会った、可愛らしい大黒様 このところ、お墓についてのご相談で慈雲寺を訪ねて下さる方が増えました。 墓地については菩提寺の御住職とご相談になるのがベストですが、「菩提寺とは縁が切れてしまった」とか、「あまりにも基本的な質問なので、菩…

祠堂供養のおすすめ part 1

石山寺で先月初めに見た桜 ここ数日、お墓やお位牌のことで相談に見える方が続いています。 「実の父や母のお墓は故郷の菩提寺にあるのだけれど、遠くでなかなかお墓参りにも行けない。結婚して夫の実家に同居しているので、自分の親やご先祖に供養したいと…

慈雲寺文庫だより (その1)

今年3月初旬に熊野で見た桜です。 慈雲寺の山門には皆さんから寄付していただいた本と本棚が並び、ミニ図書館になっています。 まったくの偶然なのですが、私は子供のころからいつでも図書館のすぐそばに住んでいました。カナダにいた時も、徒歩圏内にいつも…