慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」5月26日10時より行います。テーマは「御祈祷、お守り、お札とは何か」です。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

6月の慈雲寺の行事

慈雲寺に夏をつげるホテイアオイの花が咲きました。 ホテイアオイの花が咲きました。昨日まで開花の様子は少しもなかったのに、びっくりです。この花が咲けば、本格的な夏の始まり・・・と言っても、今日は台風のせいか少し肌寒いです。暑いのは我慢しますが…

ご心配おかけしました。生きてます。『選択集』ですっかり消耗してました。

ブログ更新が長い間滞っていたからなのか、「生きてるか~~?」というメールやお電話をいただいてしまいました。 ご心配をおかけして申し訳ありません。身体的にはまあまあの状態ですが、気力が少々くたびれ気味でした。 実は先日、東海地方の西山浄土宗の…

「怒らないことによって怒りにうち勝て」(ダンマパタ225)Part 1

上の写真は奈良の国立博物館で出会った仁王様です。このお顔は憤怒の形相なのでしょうか?何を怒っておいでなのでしょう? このところ、鳴海の駅前にある中日文化センターで仏教の入門講座を担当させていただいています。月一回の講義ですが、私のような怠け…

「針子」の命を守るには?!

「針子」とは、生まれてから0~2週間ほどのメダカの稚魚のことです。上の写真はネットからお借りした針子の写真です。哀れを感じさせるほど弱弱しくて、愛らしい姿です。 慈雲寺には、大きな土管を利用したメダカの家があります。今年は越冬がうまくいかず…

子安弘法講の集いが楽しかった!!

©香園寺 上の写真は四国八十八カ所霊場の61番札所、香園寺にある子安弘法さまのお像です。弘法大師はこの寺に滞在し、安産、子育て、女人往生の秘法を伝えたと言われています。全国各地に、この子供を抱いた大師のお像を守る「講」が存在します。 桶狭間に…

「お身拭い」ってなんですか?

裏庭で迫りくる雑草のジャングルにもめげずに咲いた芍薬です。 さて、「5月9日と10日にお身拭いをいたします」と前回のブログでご報告したところ、「お身拭いってなんですか?」というご質問をいただきました。 お身拭いとは、一年に一度、御本尊を白い布…

弘法大師の御正当日にお身拭いを体験してください

上の写真は、慈雲寺に祀られている弘法大師の御像です。 慈雲寺は、住所としては名古屋市の中にありますが、文化的にはお大師信仰の篤い知多半島の文化圏に属しています。それで、お大師さまをお護りさせていただいているのです。 慈雲寺のお大師さまは、肌…

遅くなりましたが、5月の慈雲寺の行事予定です。

自称イングリッシュガーデン、現実は雑草に侵略されてギブアップ状態の裏庭にアイリスがびっくりするほどたくさん咲きました。とても美しいパープル。花の期間も長く、毎朝嬉しくてニコニコしてしまいます。その間にも雑草はたくましく育ち続けているのです…

発声することの大切さ・・・知多四国のお参り

昨日は知多半島の南端の沖合に浮かぶ篠島へ友人とプチ旅をしてきました。 知多半島は弘法大師の信仰の篤いところで、半島内と二つの離島に四国八十八か所のミニ版があります。私も10年ほど前から、少しずつお参りをしているのですが、篠島にある三か所の霊…

「三帰依文」で一日をスタートしましょう

「宗派に関係なく、仏教徒として生きることを示すために、何か唱えられる言葉がありますか?」というご質問をいただきました。 私としては「南無阿弥陀仏」をお勧めしたいところですが、「宗派に関係なく」というところがポイントのようですので、「三帰依文…

正直に言おう。私はラスベガスが好きだ!

誤解を招かないように言い添えると、私はギャンブルには興味無い。でも、ラスベガスが大好きだった(過去形) HULUで「CSI」の最初のシリーズが再放送されています。物語の舞台はラスベガス。番組を見ていたら、自分がどれほどラスベガスが好きだったか、今…

夏の足音は蚊の羽音と共に

メダカに餌をやろうと土管を覗いたら、あ~~~ボウフラが何匹も泳いでいるではありませんか!そして昨日、今年初の蚊の攻撃を受けました。夏は蚊の羽音と共にやってきます。 昨日の蚊は私の手にとまって、全く警戒心などないかのような姿で血を吸い始めまし…

サバイバー・メダカが子供を産んだようです!

今年は二週間ぐらい花の季節が前倒しになっているようで、ボタンや芍薬もうかうかしていたら見ごろを見逃してしまった感じです。 慈雲寺には大きな土管を利用した「水槽」があります。いつもの年なら、その土管の中にいるメダカは、ほどんど問題なく越冬する…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは”仏教の基礎の基礎再入門”です。

「桜ももうおわったなぁ・・・」と思いながら散歩していたら、ご近所の公園を八重桜の並木が取り囲んでおり、「私たちはまだ花盛り!」とにぎやかに主張していました。ふんわりと丸い花房も可愛いですね。 さて、慈雲寺では毎月、仏教の基本的なものの見方、…

お説教の勉強会で江南市へ

僧侶が習得すべきものは、儀式の作法を学ぶ「法式」、教えを研究する「教学」、そして布教を行う「説教」と、この三つの分野に大きく分かれます。もちろん、三つともバランス良く身に着けるのが理想ですが、それぞれの得意なものというのがあります。 私は、…

たくさんのお参りがあると、やっぱり嬉しい!

今日は、お釈迦様のお誕生を祝う、潅仏会でした。花御堂を花で飾って用意し、小さなお釈迦様に甘茶をかけていただきます。 毎年、法要にお参りして下さるのは5~6人。花御堂に甘茶をかけに来て下さる方が10人ほどでしょうか。 今年もそんな感じかしらと…

お釈迦さまの誕生をご一緒に喜びましょう。灌仏会のお誘い

今年は桜が例年より大分早く開花したので、桜にあわせた「花まつり」にはならないようです。 4月8日はお釈迦さまが生まれた日とされています。将来の仏陀の誕生を祝って、竜王が香水(こうずい)を注ぎかけたという伝説から「灌仏会」とか「浴仏会」呼ばれて…

桜吹雪の満月に写経をしませんか?

慈雲寺から数百メートルのところにあるため池周辺の桜が散り始めています。そこから飛んでくるのか、慈雲寺の境内にも花びらが舞っていたりします。 そんな夜桜と満月を一緒に楽しめるのが4月6日です。慈雲寺では、毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を…

鳴海駅前の中日文化センターでの講義

慈雲寺では、毎月「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。こちらの講座では、身近な話題を取り上げて「仏教のものの考え方、見方」をわかりやすくお話するように心がけています。 しかし、仏教をもう少し系統だって学んでみたいというご希望があった…

四月の慈雲寺の行事

数日前三重県の菰野周辺で見た桜です。散り始め一歩手前という感じでした。慈雲寺周辺の桜は、まだ頑張っていてもう数日は花を楽しめそうです。 さて、4月の慈雲寺の行事のご案内です。 4月6日 夜7時半より 満月写経の会 慈雲寺では、毎月満月の夜にお月…

我慢は自己中?仏教的な問題解決法

ご近所のため池の周辺に植えられた桜です。もう散り始めたかと思ったのですが、なんとか週末までは見ごろが続きそうです。 さて、先日ある方が「私は家族のために我慢に我慢を続けているのに、少しも状況が良くならない」と悩んでいる方がいらっしゃいました…

今日は桜三昧

今日はお友達に誘っていただき、女性4人で桜三昧の一日でした。 場所は、なんだか言いたくない・・・なんて執着と出し惜しみを厳しく戒められている僧侶にあるまじき態度ですが、上の写真でご覧のように、誰もいない!桜の木の下で酔っぱらう人もいないし、…

小学生に「頼ってください」と言われる私って・・・・

ご近所の桜は見ごろを迎えています。上の写真は、桶狭間の戦いのときに今川義元の首実検をした場所として知られる長福寺です。門前に見事に枝を広げた桜があります。チューリップも咲いていて、花盛りのお寺です。 さて、先日来、夕方になると中学生や小学生…

「弔う」とはどういうことか、朝から考えさせられた

昨日からの雨が続いています。数日前から、「除草ダイエット運動」と称して、毎朝少しずつ裏庭(裏の空き地と言う方が適切ですが・・・)の手入れをしているのですが、今日はお休み・・・ということで新聞をゆっくり読むことにしました。 中日新聞の一面に大…

中日文化センターの春期講座「尼僧と学ぶやさしい仏教入門」のテーマは「穏やかに、強く生きる仏教の智慧入門」です。

名鉄鳴海駅のすぐ前にある「鳴海中日文化センター」で、仏教の入門講座を受け持たせていただいています。どなたにも解りやすいお話を心がけているのですが、これが私にとっては結構な試練(?)」です。私自身がしっかり理解していないと、「わかりやすく」…

花の季節は「無常」の季節

お彼岸に入り、「名古屋で一番暇な寺」という冗談が冗談でない慈雲寺も、少し忙しくなっています。お彼岸中は、連日さまざまな行事や用事があり、お参りにおいでの方々が庫裏にも来て下さるので、嬉しい多忙さです。 今朝は、いつもより1時間ほど早く目が覚…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「仏教が考える理想の生き方」です。

慈雲寺の周辺には、あちこちに桜の古木があります。これは去年の写真ですが、今年もこんな風にゴージャスに咲いてくれるといいなぁ 仏教には明確な目標があります。その目標に向かって、少しずつでも前進していく方法も示されています。もちろん、末法の時代…

3月18日(彼岸の入りの日)にお彼岸の合同法要をいたします。

本山の御用で京都に行っていました。毎年気の早いことで有名な同志社大学の桜が、見事に咲いていました。ソメイヨシノです。これではお彼岸のころには桜吹雪になりそうです。 慈雲寺では3月18日10時より、お彼岸の合同法要をいたします。 慈雲寺にお墓…

茶話会キッズからのメッセージ届きました!

このところ、夕方になると慈雲寺の本堂が子供たちの声で少しにぎやかになります。 慈雲寺の本堂の入り口にはお茶とお菓子が用意してあります。「どうぞ召し上がれ」というメッセージを箱に書いておいたら、こどもたちが食べてくれているのです。 本堂にあが…

東京大空襲と東日本大震災・・・・三月は哀しいことが続く

今朝(3月11日)は、どのニュースも東日本大震災のことを取り上げていました。これから朝の勤行を行うのですが、犠牲者の方々に廻向させていただこうと思います。 もう12年たつのかとさまざまな思いがあふれてきます。当時は復興に何かできないかと、い…